障害のあるなしにかかわらず、地域の学校でともに学びともに育つことが願いだが・・・

2018年5月8日

2010年度予算特別委員会「教育費」質疑より②

桜の花びらで埋まる目黒川の川面と白鷺
桜の花びらで埋まる目黒川の川面と白鷺

4月6日は区立小学校、7日は区立中学校の入学式。ピカピカのランドセルを背にちょっと緊張した面持ちで登校する姿に思わずがんばってと声をかけたくなります。

特別な配慮が必要な子どもが普通学級を選択するためには就学時健診の課題があります。
就学時健診は、法の定めによって実施されるもので、実施は義務だが、受診は義務化されているわけではありません。

予算委員会の款別審査で、健診の受診率・健診への不安などの相談内容を質問しました。
教育委員会としては、学校の選択、希望申請、学校のパンフレット等一式の書類と一緒に健診のお知らせをしている。就学時健診の受ける先は、希望申請をした先になるので、各学校では、その入学予定の方々が就学時健診、当然ながら受けたかどうかというのは把握しているが、教育委員会としての集約、集計というものは行ってない。受診率等は教育委員会としては把握をしていないということでした。

健常児は希望校が抽選にならなければ、12月中には就学通知が届きます。しかし、就学指導委員会の就学相談になった場合で子どもの側と指導委員会の見解が違った場合は、3月下旬になっても通知がもらえない場合もあると聞きます。今年はもまだ、この時点で2名の方が決定してないということでした。通常学級への進学が特別のことのように認識されている現在の状況では、それを選択し続けることは、強い意志が必要となります。

文科省の指導では、最低でも1月31日までに通知することになっているのですから、せめてその期限は守って通知を出すことと、受診の状況や、どんな意見や質問があったかは各学校任せではなく、教育委員会がしっかり把握をすることを求めました。

特別支援学校や特別支援学級への通級を選択したい子どもや保護者もいれば、障害があるけれども、普通学級でみんなと学びたい子どももおり、選択の自由を保障する教育委員会であってほしいと思います。

あらゆる障がいのある子ども達が、自立に向けた歩みを進んでくれるということを一番願っています。障害者基本法の中でも、国連の障害者権利条約でも障がいを分け隔てることなく、共に育ち学ぶ教育が確認されている。関係者の中でこれらのことをしっかり認識し、少人数学級を導入し、担任がゆとりを持って子ども達と接することができるような環境を整備し、子どもを真ん中において、先生、専門家、親も参画してチームになって理想を具体化していくような品川の特別支援教育を進めることが必要です。<いちかわ・かずこ>